9月17日と9月24日の2日間にわたり、「日本酒にかかわる微生物」と題して、白鶴酒造株式会社研究室より講師として大久保様をお迎えし、酒造りに関するバイオ科学実験会を実施しました。今回は、科学工学科1・2年生の中でも特に微生物に興味のある生徒が参加し、発酵と微生物の働きについて実践的に学びました。

1日目は「甘酒づくり」をテーマに実験を行いました。米を原料とし、黄麹と白麹を用いて温度条件を変えながら甘酒を作製しました。実験に先立ち、清酒の歴史や製造方法、そして麹菌がデンプンを糖へと分解する仕組みについて分かりやすく解説していただきました。生徒たちは、同じ麹菌でも種類や温度条件によって甘酒の風味や甘さが大きく変化することを実際に試飲することで体感し、酒造りの奥深さや繊細な技術について理解を深めることができました。

2日目は「酵母による発酵実験」を実施しました。酵母を用いて発酵の仕組みを観察し、教科書で学んだ内容を実験を通して確かめました。生徒たちは発酵によって生じる変化を実際に観察することで、酒造りに欠かせない酵母の働きについて理解を深めることができました。

また、実験の合間には酵母が生み出す香りについても学習しました。さまざまな酵母由来の香りを実際に嗅ぎ比べることで、酵母の種類によって異なる特徴があることを体感し、発酵の世界の奥深さに触れる貴重な機会となりました。

両日とも大久保様には大変分かりやすく丁寧なご指導をいただき、生徒たちは終始意欲的に実験へ取り組んでいました。質疑応答の時間には多くの質問が寄せられ、発酵や酒造りに対する関心の高さがうかがえました。

白鶴酒造株式会社研究室の皆様には、貴重な学びの機会をご提供いただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。