<研究分野>
①大気・水質・騒音などの環境問題 ②多様な環境で生息する微生物の生態
<研究方針>
上記2分野のうち1分野を生徒自らが選択し、その分野に沿ったテーマをグループごとに設定して取り組みます。従って、テーマ設定から研究計画および研究内容まですべてを生徒たちの自主性に任せております。
<担当教員>
室長を含めて計3人おりますが、あくまでも生徒の自主性を重んじるため、研究環境の整備、研究内容や計画に対する確認と助言(アドバイス)をすることが大きな役割です。
<今年度の研究テーマとその概要>
①地下鉄の騒音および大気に関する研究
地下鉄の特殊な労働環境を科学的な視点で分析する。その分析結果と乗務員の方々に答えていただいたアンケートとの相関関係を導き出す研究。
②身近な食材に存在する天然酵母の研究
身近な食材を一次発酵させて酵母液を抽出する。その酵母液を用いて二次発酵させることで、食材の違いが二次発酵にどのような影響を与えるのか、その相関関係を導き出す研究。
③水耕栽培におけるクロロフィル含有量に関する研究
LEDの照射時間が植物の発育と光合成に必要なクロロフィル含有量にどのような差を生むのか。その相関関係を紫外可視分光光度計により導き出す研究。
④水質分析に関する研究
水質分析の指標であるCODすなわち化学的酸素要求量を様々な水を用いて分析する。その分析結果と採水した場所(環境)との相関関係を導き出す研究。
⑤菌の耐性に関する研究
消毒に使用するアルコール、過酸化水素水、次亜塩素酸水と抗菌作用を持つ身近な食品(ワサビ・ショウガ・梅干しなど)が菌の耐性にどのような影響を及ぼすのか、その相関関係を導き出す研究。
⑥菌の付着と時間に関する研究(3秒ルールの研究)
食べ物の3秒ルールという素朴な疑問の解明。落とした食べ物に付着している菌を培養し、食べ物の種類・時間・場所が菌の増殖度合いにどのような影響を与えるのか、その相関関係を導き出す研究。
★本研究とは別に、毎年、白鶴酒造(株)の職員の方を市民専門講師としてお招きし、地場産業(酒造り)に関する講義と甘酒の試作実験などを出前授業として講義いただいております。
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