9月18日と10月2日の2日間にわたり、科学工学科3年「課題研究」の時間に白鶴酒造株式会社研究室より、講師として大久保様にお越しいただきました。環境工学研究室で微生物の研究をしている5名の生徒が「発酵と微生物について」の実験に参加しました。
初日は「こうじ甘酒試作」というテーマで実験を行いました。授業で聞いたことはあるけど難しかった内容である、デンプンを糖に変えるというこうじ菌の働きについて、図を用いて教えていただき理解することができました。また、同じこうじ菌でも黄麹菌や白麹菌などその種類によって、作られる甘酒の成分が大きく異なることを知りました。試飲の際、味覚でその違いを感じたときはとても驚きました。
2日目は「酵母による発酵実験」を行いました。酵母液に砂糖と食べ物(お菓子など)を混ぜ、そこから発生する二酸化炭素の量を風船の大きさで確認する実験です。甘いお菓子(ドーナツとチョコレート)を加えた風船が大きく膨らむ結果になりました。成分表を見たところ、糖や炭水化物の量が大きい食べ物ほど風船も大きくなることが分かりました。
また実験とは別に、酵母の香りの違いについても学びました。研究室からサンプルを持ってきていただき、バナナやリンゴ、柑橘の香りを実際に嗅いで、違う酵母である事を確認しました。
毎年、科学工学科の生徒の為に講義していただいている、白鶴酒造研究室の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。







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