10月17日(金)4~6限目、S3スポーツ科学類型選択者は、甲南大学六甲アイランド総合体育施設に於いて、曽我部晋哉教授の指導による「スクワットについて考える」を受講しました。
講義の冒頭、曽我部先生から私たちへ「スポーツ科学、健康科学は社会にどのような利益をもたらしますか?」という質問を投げかけられました。直後に「全員に意見を発表してもらいたいと思いますのでしっかり考えてください」と仰れた為、直ぐに各自が意見を準備する必要性を理解しました。頭を使い、与えられた時間で、それぞれが答えの準備を行い、発表しました。加えて質問にも答えました。最初から大きな刺激を頂戴しました。続いて、実際に筋肉を動かしているアデノシン三リン酸(ATP)について基礎的な内容から丁寧に教えていただきました。本題の「スクワット」については主働筋、拮抗筋、効果、フォームについての説明を受けました。
場所をトレーニングセンターへと移し、3人一組でハイパースクワットとローバースクワットの横からのフォームをスマートフォンで撮影しました。特にローバースクワットは慣れていない者が多く、バーを担ぐ位置に手間取りました。2つのフォームをそれぞれ撮影した後、再び講義室へ戻りました。撮影動画を確認後、しゃがんだ時点の位置(頭、バー、腰、ひざ、かかと、つま先)を図に示しました。特徴として分かったのは、ハイバースクワットは比較的腰には安全である。ローバースクワットは前後の動きがハイバースクワットに比べて大きい為、腰に負担が掛かることが分かりました。最後に考察の発表も行いました。「背の高さによってフォームは分れる」、「つま先は出さなければいけない」、「競技種目によって重さは必要ない」、「効果を上げるためにはスピードも必要」などの意見が出ました。
スクワットについて、スポーツ科学、健康科学について、頭と体を存分に使い多くを学んだ講義でした。曽我部先生には基礎的な知識の箇所から、スクワット実技まで丁寧に教えていただき、感謝いたします。11月にも2回、訪問を予定しています。引き続きご指導の程、よろしくお願いいたします。









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