科学技術高等学校都市工学科の環境防災班、神戸のまち研究班の生徒12名が、JICA関西が主催する海外派遣員との防災研修活動に参加しました。今回の活動では、神戸市建設局防災課、灘警察署、灘消防署の協力のもと、土砂災害対策をテーマに、ハード・ソフト両面からの防災技術や地域住民への啓発方法を学びました。
研修では、以下の内容に取り組みました。
- 土砂災害対策の基礎学習
急傾斜地、土石流、地すべりなどの災害リスクを理解し、ハード対策(砂防ダム、擁壁など)とソフト対策(警戒情報、避難計画)の重要性を学びました。 - 土砂災害警戒区域の指定演習
地形や地質データを用いて、危険区域を設定する実習を実施。机上演習と現地調査の両方の必要性を体験しました。 - 防災意識の向上と地域への提案
被害想定区域と安全区域を明示したハザードマップを作成し、住民が安全に避難できるルートを提案しました。
この活動を通じて、生徒たちは、”防災”は、国を超えた課題であり、「防災・減災は技術だけでなく、人々の意識と行動が鍵である」ことを実感しました。この知識と経験は、今後の地域防災活動や都市工学の学びに大きな力となります。
科学技術高校は、これからも地域・国際・教育の枠を超えた防災啓発活動に取り組み、未来の防災リーダーを育成していきます。





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