こんにちは!
今週は課題研究についてご紹介します。


この授業では、各自の興味や関心に応じて疑問に感じたことや深く探求してみたいことを見つけ、テーマを設定・研究し、その成果を発表する取り組みです。
この取り組みを通じて、専門的な知識を深めたり、問題解決能力を養ったりすることを目的としています。

都市工学科では測量や建築設計、トラベルハウスづくりなどさまざまな取り組みテーマを設けていますが、その中の「地域活性化班」をご紹介します。

地域活性化班では、建築計画などで学んできた企画力・計画力などを活かし、地域が抱える問題を探求し解決することを目標としています。
今年度から始まったテーマですが、地域の抱える問題を調べ、どのようなことができるかみんなで意見交換や調べ学習をしながら、地域活性化に繋がるよう活動中です。

今回は現地調査を行いました。対象地域は、神戸市灘区にある水道筋商店街内です。
水道筋商店街はとてもにぎわいのある商店街ですが、その中にある灘中央市場は商店が密集して立ち並ぶ密集市街地の1つに指定されています。この市場には防災空地と呼ばれる空き地がつくられたり、防災空地を利用して畑がつくられたり、人通りが少なくなった市場を活性化する取り組みが少しずつされています。私たちの班では、この市場で人が訪れたくなる空間づくり・イベントの開催などを行うことで、地域活性化に貢献したいと考えています。


そのための第1歩として、現地の声を聞くため、水道筋商店街・灘中央市場周辺で聞き込み調査を行いました。生徒たちは、アンケートをとるため知らない人に話しかけることに緊張していましたが、徐々に話すことに慣れていき、さまざまな声を聞くことができました。
今後はこの貴重な意見や調べ学習で得た知識などを応用し、よりよい案を実現できるよう活動を進めていきます。(都市工学科)