皆さんこんにちは。10月26日(木)4~6限目のS3「課題研究」の時間、白鶴酒造株式会社研究室より中瀬舞様にお越しいただき、「酵母による発酵実験」を行いました。受講生徒は3週間前に実施した「こうじ甘酒の試作」と同じ、環境工学研究室の5名(継続して微生物や発酵を学ぶ農学部、工学部に進学希望者)であります。前回は麹菌のアプローチでの講義でしたが、今回は酵母菌のアプローチの講義となりました。最初に麹菌のおさらいをした後、酵母の発酵力について学びました。次に「酵母の発酵実験」の試験系の組み立て、実験方法を整理しました。酵母液を作り、35度と60度のウォーターバスで保温し、酵母を起こしました。砂糖と試したいもの(チョコレート、バイ、味付けインスタントラーメン等)を加えました。ペットボトルに風船をかぶせ、再びウォーターバスで保温し、10分毎に風船のふくらみをノギスで測定、記録しました。結果はチョコレートを加えたサンプルが一番ふくらみ醗酵する結果を得ました。また実験とは別に、酵母の香りの違いについても学びました。中瀬様に研究室からサンプルを持ってきていただき、バナナやリンゴ、柑橘の香りを実際に嗅いで、違う酵母である事を確認しました。講義の最後には、白鶴酒造研究室で行われている研究内容の一部を紹介していただき、大学の向こう側に触れる貴重なお話をしていただきました。
毎年、科学工学科の生徒の為に講義していただいている、白鶴酒造研究室の方々には感謝の気持ちでいっぱいであります。ありがとうございました。
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