2025年11月8日、9日に高知県立高知東工業高等学校にて、第25回高校生ものづくりコンテスト全国大会電子回路組立部門が開催されました。科学技術研究会から、近畿地区大会を勝ち抜いた生徒1名と補助生徒1名が参加しました。
 結果は、敢闘賞となり上位入賞とはなりませんでしたが、3年間の努力を感じることができる健闘ぶりでした。今後も科学技術研究会への応援よろしくお願いいたします。

・参加した生徒の感想

 この全国大会に出場した経験は、とても良い機会になったと思います。まず、舞台がこれまでの兵庫県ではなく、高知県という全く異なる場所になったということです。雰囲気からして兵庫県から全く異なっていました。一泊二日という短い期間でしたが、この高知という土地を存分に体験でき、自分の価値観をさらに広げられたと思います。
 一方、大会では全国という壁の高さを身を持って体験させられました。他の参加者がわずかな時間で入力基板を完成させているのを見て、全国大会のレベルの高さを実感しました。また、プログラム課題もほとんど完成させている参加者もおり、こちらも驚かされました。大会の結果は全く振るいませんでしたが、その後の親睦会では他の参加者の部活動の様子や、他県のことなどを直接聞くことができ、とてもよい機会だったと思います。
 以上のことから今回の大会は、様々な面から自分の価値観を存分に広げてくれたよい経験だと感じました。 (科学工学科 3年)

 私は、今回先輩の全国大会の補助員として参加させていただきました。大会に向けて先輩はプログラムなどの練習に励み、問題解決に粘り強く取り組む姿がとても印象に残りました。全国大会当日、競技中の先輩は落ち着いた様子で作業を進めていました。周囲の参加者に目を向けてみると、皆同じように冷静で、限られた2時間半という時間の中で、回路図の設計・回路の組み立て・8つのプログラム課題をこなしていました。多くの人の視線が注がれる中でも集中して取り組める姿に、とても驚かされました。
 そして、先輩はなんと全国7位を獲得しました。私も先輩のように全国大会に出場できるよう、練習を重ねて努力を続け、今回の見学で学んだことをこれからの活動に活かしていきたいと思います。(電気情報工学科 1年)