11月26日(水)、科学工学科のスポーツマネジメント授業の一環で、阪神園芸株式会社の谷端氏をお招きして、ご講演していただきました。谷端氏は、甲子園球場の整備や工事を担当する「甲子園施設部」に所属し、ファンから“神整備”と呼ばれる現場で活躍されています。講演では、仕事に対する心構えや現場での注意点をわかりやすくお話しくださり、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

グラウンド整備は天候に大きく左右される仕事であり、限られた時間で最高の状態を作り上げるためにどれほどの努力が必要なのかを知ることができました。特に印象的だったのは、「雨は敵でもあり、味方でもある」という言葉です。甲子園はドーム球場ではないため、雨は試合を中断させる“敵”ですが、均等に散水して水分量を調整できる“味方”にもなるそうです。視点を変えることで、物事の捉え方や仕事への姿勢が変わるというお話は、とても深いものでした。

講演を通じて、谷端氏が丁寧に、そして妥協せず仕事に取り組む姿勢が伝わり、生徒たちもどんどん引き込まれていきました。普段はなかなか聞けない貴重なお話をありがとうございました。